　本校の学区は、広島市の西部に位置しています。地域の歴史は古く、由緒ある神社やお寺があります。なかでも、阿刀明神社で奉納される阿刀神楽は、十二神祇系の神楽で広島県無形文化財（昭和４０年）に指定されています。

　本校は、阿戸尋常小学校、吉山尋常小学校、山地高等小学校を統合し、戸山尋常高等小学校創立（明治４０年）以来９４年目を迎えます。東は佐伯郡湯来町と、寒山（８６９ｍ）東郷山（９７７ｍ）二ツ山（８２９ｍ）等の山稜を境としています。西には窓ケ山（７１１ｍ）大谷山（６３７ｍ）岳山（５２１ｍ）等があり、それらの山々に囲まれた山間地です。ここを南西から北東に太田川水系の吉山川が流れており。その流れに沿った約９㎞にわたる地域に、６００戸余りの民家や商店等が点在しています。　

　平成１１年度から海外援助米の生産地として新聞等でも取り上げられています。吉山川ではヤマメが釣れ、平成１１年６月の水害前までは、ほたるの乱舞が見られた自然に恵まれた地域です。現在、公民館と小学校がタイアップして、再びホタルを増やそうと取り組みを始めたところです。　